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射出成型機業界「余裕があるときの落とし穴②」(続き)

2025年9月25日

お盆も終わってひと段落しましたね。坂城町ではまだまだ暑い日が続いていますが、一時期よりはましになってきました。ミヤセ工業は相も変わらず平常運転継続でございます。

前回のおさらいですが、

仕事が少ないので仕事を追いかけるようになる→納期が早い状態で製品が仕上がる→納期まで保存しなくてはならない→製品に錆(さび)が出ちゃう💦って流れでした。

これと並行してもう一つ。
現在は昔と違って数物が極端に減りました。単品もの時代の到来です。数物は海外に出たり自社制作の会社さんが増えているので、弊社がいただけるお仕事としては単品ものが圧倒的に増えました。そうなると悩むのが『加工の大変なものの在庫を抱えるか』です。1個を2回制作するのと、2個制作してしまうのとでは雲泥の差です。なので加工の大変なものは(材料の発注に時間がかかったり加工準備に時間がかかる物)在庫を持ったりするんですよね。

さぁそうなると錆(さび)問題が出てくるのです。どちらのパターンにせよ弊社で保存しておくのにしっかり対策しなくてはならないのです。

あとちょっとこれは別の話ですが、そもそも材料入れた段階からそういう状態の物もありますよ。それらはそれ用に使うのですけど!

射出成型機業界「余裕があるときの落とし穴②」サビ問題

これはダメとかではなくてこういうものです。処理はしますけどね。

話はさておき、対策としましては定期的に目視チェックして製品の状態を確認したり、防腐剤(油)を塗布して置いたり。
これらも人件費や材料代がかかります。けれどこれらは価格には転嫁していないのでできるだけ減らしたい!!あーでも確実に納期にも間に合わせたいからやっぱり在庫つくろう、あーまた維持費がああ・・・・とまぁこのような事態になります。

ここのバランスが難しい。目に見えないコストって見逃しがちですが結構大きいと思うのですよ。

価格を安く、短納期で、良質なものをというわがまま3点セットに少しでも近づけるために最適なバランスを常に考えております。

世の中から錆なんてものがなくなってどれだけ制作しても保管しておける四次元ポケットがあればいいのにねってお話でした💦

最後に最近の溶接。

最近の溶接作業は背の高いもの

今日も背の高いものを溶接しておりました。テーブルはみ出ることもしょっちゅうです笑

それではまた次回!


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