今年もあと少し。とても寒くなりましたね~
つい先日までは暑いと思っていたのですが、気が付いたら寒くなり、あっという間に秋が終わり、もう年末でございますよ。
さて年末のミヤセ工業も通常運転でございます。受注状況は昨今の成型機業界の波をうけ絶賛低迷中ですが、そんな中でも丁寧に良品をつくる事に全力でございます。来年以降もすぐにはよくならなそうですが、こういう時こそ、良品を早くお届けできるように頑張りたいところです。
つい先日よりコストダウンについて共同で考えるなんて作業がありました。
値下げしろ!!って言われているわけではなく、どうやったら値下げできるのかを考えるといったところでしょうか(最終的には値下げになるのですが、弊社の意見も取り入れられるので意味合いが違います)。
コストダウンはどの業界でも永遠の課題でございます。そしてこの物価高にそれは難しいってのも少しずつ浸透してきていますよね。でもまだまだこの業界、そういうわけにもいかないのですよ。というのも弊社の部品は未来への投資のための部品(マシニングなど)なので高価だと見向きされないのです。
そういった背景から常にコストダウンは行っていかなければならないのです。
ではどのようにコストダウンを図るか。
一番簡単なのは人件費とかになるのですが、ここではそんな時代に合わない考え方は少しおいておいて…笑
加工の面から考えてみます。
①加工工程を少なくする
これは在庫を持つということも含まれます。1個作るのと2個作るのでは効率が断然違いますので在庫を持てるのであれば持ちたいところですが、、、今後注文される可能性が少数の物では低くなりがちですのでなかなか難しいですね。
また必要のない加工をしていないかということもあります。図面に描いていないものは極力省いて加工するのがいいのですが、加工のしやすさを考えたときに、ひと工程増やしたほうがいいという場合もあるんですよね💦逆に要らない図面の指示を削除できないか設計に聞くことも1つかなとも思います。
②規格材を用いる
これは弊社でコントロールできる範囲ではないのですが、部品の材料規格をそろえればコストはカットできます。様々な材料を買わなくて済むようになるので、管理も簡単ですし回転もよくなります。
まだまだ考えれば細かいところはたくさんありますが、ざっとこんな感じ。
そしてそれらを遂行していくにあたってここで一番大事なこと。
注文する側と加工側で話し合ってすり合わせていくこと
これに尽きますね。これが言いたいがための記事といっても過言ではないでしょう。結局のところ、コストダウンって叫んでるだけじゃダメなんですよ。お互いに歩み寄って『うちはこのようにするのでこうなりませんか?』って言える関係が大事なのです。そうすることによってより良いコストカットにつながるしよりよい製品が出来上がるはずです。
今この話をもらった方とはちょうどこんな感じで話し合いしているところです。こういう時って実のある話になるんですよね。
来年以降まだまだ厳しいときは続きますが、少しでもいい仕事を進めていくために常にこのことは意識していきたいと思ってます。
さて今年もこんな感じでおしまいです。私の戯言ブログにお付き合いいただきありがとうございました。また来年以降もミヤセ工業の姿を発信できればと思いますのでよろしくお願いいたします。
それではよいお年を!!
最後にギリギリを攻めた加工動画で!
